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死を待って、それから死ぬ夢

昨日は10時まえに就寝したのだけど死を待つばかりの悪夢ばかり見てしまい逆に疲れた。

以下、「この夢を覚えておきたい」私のための夢日記。
奇特な有閑マダムはレッツラゴー!


私は収容所みたいなところにいた。
無機質な空間、壁も天井も白い、黒板と教卓や時計のないがらんどうの教室みたいな部屋に私はいた。
白い服を着た私は一日中机に向かってただ椅子に座っていた。
年齢も性別もばらばらな、私と同じ服を着た人たちが、20人くらい、同じ部屋にいて、ひとりひとりに与えられた机に向かってただ椅子に座り続けていた。
私の右側には大きな窓があり、窓の外を見てみると、ここは2階だろうか…そこは廃墟のような、死んだ街が広がっていた。
窓はあるが扉などは見当たらない…
ただの四角い大きな穴が、前方と後方に空いており、その先にはここと同じような部屋があり、人間がおり、その先にも同じような部屋が続いているのだろう。きっとこの施設は巨大なのだ。


私は何故そこにいるのかわからなかったけど、たぶん私にはなにもやることはないのだろうと、ただここに大人しく座って、この部屋にいればいいのだろうと思うとほっとした。

すると、突然、女性の声でアナウンスが流れた。それはとても大きい音で、その内容の重要さというか、緊急さを物語る。

「この施設は、30分後に爆破いたします…繰り返します、この施設は、30分後に爆破いたします…」

私は、もう逃げ場はないことや、この施設を維持していた職員(記憶にないが…いたのだろう)などはもうとっくに逃げ出していることや、ここに残されている人々、私を含め、は消えてもいいというか消えてほしい人間なのだということを瞬時に理解した。そして他の人も同じだったのだろう、アナウンスに一瞬、ざわっとしたが、皆すぐに静けさを取り戻した。
しかし、空気はアナウンス前と一変した。最初は「無気力」「無関心」といった平穏(それは平穏であった)だったものが、絶望、に変わっていた。
助けてはもらえない。誰にも助けてと言えない。自分達は死ぬしかない。30分後に、建物もろとも爆破され、きっと誰にも省みられずに死んでゆく…
それからの30分は地獄だった。どのような状態でいればいいのかわからなかった。誰も言葉を発しないで、ただ机に突っ伏していた。私たちは、親しげに声を掛け合う間柄ではなかったのだった。死の淵に立たされて、何を言えばいいのかもわからない。
怖い、怖い怖い怖い怖い…
ただひたすら怖かった。
恐怖が私たちの空間をのみこんでゆく。

そしてその瞬間はやってきた。
後ろの部屋が爆破されたのを確認した。
私は耳をふさぎ、目を閉じた。
次の瞬間、ふさいだ耳から大きな音がして、目を閉じているのに視界がまっくらになった。
私は死んだのだった。

次の瞬間、私は目を開けた。
私は同じ部屋の同じ机に座っていた。あれっ、と思った。
見渡すと、さっきまでいた部屋だった。周りの人も少し戸惑っているかんじがした。
それから食事が運ばれてきた。
私はまだ生かされている…?
しかし、ここから出られることはないだろう。それはわかる。私はまだ生きてはいるが、いらない人間にはかわりはない。

しかし私はなぜか「目覚めてしまった」と思った。
私は、以前のようにぼんやりと、ここで過ごせるだろうかと不安になった。
どうやら周りの人も同じようで、私たちは言葉を交わすようになった。
私たちの興味は専ら「窓の外」であった。
仕方がない。部屋には机と椅子以外なにもない。
外へ出る手段もない。私たちは閉じ込められているのだ。
窓の外は相変わらず廃墟で、窓ガラスの割れたビルやひび割れたアスファルト、はげた看板、切れた電線が路上に垂れ下がって、人影はもちろん、なかった。

動くものの気配のない景色を来る日も来る日も眺め続けた。
ある日、私は動く何かを発見した。
いちばん近くに建っているビルの中にあるテレビになにか映っていたのである。
私は周りの人を呼んだ。
私たちは、映っているものがなにか知りたかった。それは映り続けて、始終動いていた。なにやら、アニメのようだった。私は、映っているのは「チキチキマシン猛レース」ではないかと思った。
私は、小学生の時の家庭科の裁縫道具のケースに「チキチキマシン猛レース柄」を選んだことがある…あの犬のキャラクターによく似ている…
しかし、なにかがちがう、「キシシシ」と笑う顔をしたあの犬のキャラクターはもっとかわいかった。私が今見ているのは…目がむき出しで、口から唾液を垂れ流し続けて、顔色の悪い、化け物のような犬のキャラクターであった。私はぞっとした。しかし、そのテレビを見ないわけにはいかなかった。
私たちには、見るものが、窓の外のビル割れた窓からみえる化け物が映り続けるテレビしかなかったのだ。
なんともおかしな状況だ。
私は、わたしたちは、「人間に一切の娯楽を与えずに生かしたらどうなるか」という実験の実験体にさせられているのではないかと思った。
その実験を行っている誰かが、あのテレビを密かに流していて、私たちの反応を見、事細かに記録をとっている…そんな映像が浮かぶ。
しかし見れば見るほど、テレビの中の化け物は恐ろしい…コミカルな動きのアニメがこんなに恐ろしいものになるのか。
頭がおかしくなってくる…
ある日、誰かが窓を割った。椅子を叩きつけられた窓には小さい穴があき、私たちは必死でその穴を広げた。椅子でやればいいのに手を使ったので手が血だらけになった。
私たちは外に出た。私たちは真っ先に、あのテレビに向かった。あのテレビを間近で見なければならなかった。
相変わらず、化け物が映っていた。
私は、「きっとこの化け物は実在していて、私たちはこの化け物に殺されるだろう」と思った。
私はまた死ななければならなかった…。
また、死を待つ恐怖を味わわなければならなかった…。
このあと恐怖に震えながら逃げまくる。         



死ぬのは疲れる…
ああ怖かった。
(このあと、化け物は「江田島平八」が倒してくれるじゃないかという噂が飛び交う。そうか…あの男塾塾長・江田島平八なら!できるはず!みたいななんとも訳のわからない展開になった。さすが夢!!!)

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Author:とり子
33歳主婦、
夫と娘がひとりずつ。

本を読んだりアニメを見たり呪ったり。


私の・私による・私のためだけの・読書日記もつけています。
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